渋滞のために停車していたところ、追突されむち打ちとなり14級の後遺障害を認定された事例 ｜奈良の交通事故弁護士相談 高の原法律事務所

１．事故状況

Aさんが後部座席に乗車していた車が渋滞で停車していたところ、前方不注意の車に追突されました。

この事故でAさんは頚椎捻挫の傷害を負いました。

２．相談のきっかけ

Aさんは整形外科や整骨院で治療を受け、約1年後に症状固定となりました。相手方保険会社はAさんの後遺症について自賠責保険に対し事前認定手続きを行い、Ａさん後遺症は14級と認定されました。

この結果に基づき相手方保険会社は、Ａさんに対し損害賠償額を提示しました。

Ａさんはこの金額が妥当なものかどうかの判断がつかないので、当事務所の弁護士に面談され、相手方保険会社との示談交渉を弁護士に委任されました。

３．弁護士の活動

弁護士は、相手方保険会社からＡさんの治療に関する資料を入手し、損害賠償金額を算定しました。

相手方保険会社がＡさんに提示した金額とはかなりの差があったので、弁護士は相手方保険会社との交渉に入りました。

４．弁護士関与の成果

傷害慰謝料、後遺症慰謝料に大きな差があったので、弁護士はこれらについて算定根拠を示し交渉を行いました。

その結果、相手方保険会社が独自に算定していた後遺症慰謝料を３倍以上に増額させ、Ａさんが納得できる金額で示談をすることができました。

損害賠償金額の内訳

５．弁護士の所感

交通事故を初めて経験した人にとって、症状固定後に相手方保険会社から損害賠償金の提示があっても、その金額が妥当かどうかなかなか判断がつきません。

保険会社はできるだけ賠償金を抑えるため、保険会社独自の基準で損害賠償額を算定します。ほとんどの人は、自分の受けた損害に対して十分な賠償金額ではないと感じられます。

しかし、一般の人にとって保険会社と直に交渉するのはハードルが高いものです。一方、弁護士はいろいろな案件を経験して算定基準になる数値や相場を熟知しているので、個人で行う場合より保険会社との示談交渉を有利に進めることができます。

弁護士に交渉を委任することにより、保険会社との交渉は円滑に進み、自分で交渉するときの余計なストレスを受けることがありません。

　　　自動車保険に加入される際には、弁護士特約を付けておいて、万が一事故に遭ったら、早期に弁護士に委任されることをお薦めします。