解決事例
町道を進行中、駐車場から出てきた車に衝突された事例(過失割合)
1.事故状況
Kさんが、子供を乗せて町道を時速20kmで走行中に、道沿いの店舗の駐車場から車が前方をよく確認せずに飛び出してきて、Kさんの車の側後部に衝突しました。
Kさんは事故の衝撃で、頸椎捻挫(むち打ち)・腰椎捻挫・右肩関節挫傷の負傷をしました。
2.相談のきっかけ
Kさんの親戚の人が、以前に交通事故で当事務所に委任されていて、その対応が良かったことを聞いて、事故の1週間後に相談に来られました。
Kさんにとって、交通事故は初めてなので、どのようにすればよいかアドバイス等が欲しいとのことでした。
3.弁護士の活動
弁護士は、相手方保険会社から事故証明書・Kさんの診断書・レセプトを取り寄せました。刑事記録によれば、相手方は前方を良く確認せずに駐車場から道路に出て、Kさんの車に衝突したことが確認できました。
Kさんは、治療を半年ほど続けた後に症状固定となりました。
4.弁護士関与の成果
弁護士は、相手方保険会社と損害賠償の交渉を行いました。Kさんは主婦であったので、家事従事者として休業損害を算出し請求しました。相手方には前方不注視の過失があるとして、弁護士は90:10の過失割合を主張しました。当初は、相手方の保険会社もかなり抵抗しましたが、弁護士が具体的状況に基づいた主張を行い、交渉の末、最後には相手方の保険会社も折れて、弁護士の主張する90:10を受け入れました。
損害賠償金額の内訳は
人損
治療費、交通費等 | 55万円 |
休業損害(主婦) | 60万円 |
通院慰謝料 | 89万円 |
小計 | 204万円 |
過失割合相殺(10%) | 20万円 |
差引合計 | 184万円 |
5.弁護士の所感
Kさんは、知り合いの方から交通事故の交渉は、早い時期から弁護士に依頼するほうが良いと聞かれていて、事故直後に相談に来られました。
そのため、弁護士は、整骨院での治療や治療期間についてその都度アドバイスを行い、保険会社との交渉口となり、結果としてKさんを有利な状況に導くことが出来ました。
早い時期から委任を受けると、弁護士としてはその案件を依頼者の有利な方向に持って行くための方針が立てやすく、良い結果を得ることが出来ます。
Kさんも、弁護士からの適切なアドバイスや連絡を受けて安心して治療に専念できたと喜んでおられました。
高の原法律事務所
所長 坪田 園子
代表弁護士である坪田園子は、「顔の見える関係」を何より大切にしております。依頼者とは、必ず直接お会いして、お話をじっくりとお伺いしたうえで事件をお受けしております。奈良の高の原という奈良の郊外で、地域密着の依頼者対応をモットーとしております。最初は不安な顔で相談に来られた方も、無事に解決した後は、笑顔になって帰られます。一人でも多くの方の笑顔が見られるように精進致します。ぜひお気軽にご相談をくださいね。