バイクで信号待ちのところ、車に追突され頸椎捻挫の負傷を負った事例 |奈良の交通事故弁護士相談 高の原法律事務所

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解決事例

バイクで信号待ちのところ、車に追突され頸椎捻挫の負傷を負った事例

1.事故状況

Aさんがバイクで通勤途中、交差点の信号待ちで停車していたところ、停車していた後続車が前進してきてAさんのバイクに追突しました。この事故の衝撃で、Aさんは頸椎捻挫(むち打ち)の負傷を負い、治療を余儀なくされました。

Aさんは事故の翌日から首、肩、肩胛骨のあたりにつっぱり感や痛みが出て、首を動かせないような状態となりました。Aさんは整形外科に通って治療を続けましたが、1ヶ月たっても痛みが引かずペインクリニックで治療を受けました。しかし、一向に状態が良くならないので、いくつもの病院で診察を受け治療をして貰いましたが顕著な改善は見られませんでした。

2.相談のきっかけ

事故から7ヶ月後に、加害者側保険会社はAさんに対し症状固定とみなして治療費の支払いを打ち切ると通告してきました。更に加害者側保険会社からは損害賠償額の提示がありましたが、Aさんはその内容には納得がいかなかったのですが、今後の損害賠償についての交渉をどのようにしたらよいかがよくわかりませんでした。良い解決策を弁護士に相談したいと思い、当事務所のホームページを見て来所されました。

Aさんは、任意保険の弁護士特約を付けておられたこともあり、弁護士と面談後この事件の人損についての解決を委任されました。

3.弁護士の活動

委任を受けて弁護士は、直ちに加害者側保険会社に対し、事故証明書、診断書、診療報酬明細書、物損に関する資料を請求して取り寄せました。

症状固定後、弁護士は自賠責損害調査事務所に、後遺障害認定の被害者請求を行いました。Aさんは首や肩の痛みと手の触覚異常の自覚症状を訴えておられましたが、MRIなどの画像データでは顕著な異常が認められないとの理由で申請は却下となりました。

弁護士は、加害者側保険会社から自賠責損害調査事務所に送られた診断書が不足しており、正しい情報が伝わっていないとして、自賠責損害調査事務所の判断に対し異議申立を行いました

残念ながら、この異議申し立ては認められず、Aさんの後遺障害は認定されませんでした。

弁護士は、改めて相手方保険会社と損害賠償額についての交渉を行いました。

4.弁護士関与の成果

当初、相手方保険会社は事故後7ヶ月で症状固定とみなし、損害賠償額の提示をしてきました。弁護士が交渉することにより、Aさんの治療期間を9か月まで伸ばすことができました。その結果通院慰謝料がアップしました。

 

損害賠償金額の内訳

治療費、交通費等 84万円
休業損害 101万円
通院慰謝料 100万円
合計 285万円

 

5.弁護士の所感

Aさんはこの事故の13年前に交通事故で後遺障害14級が認定されていました。新たに後遺障害が認定されるには、今回の事故による受傷がより等級の高い後遺障害の原因になったと認められねばなりません。Aさんの後遺障害の判定ではこのハードルを越えられず、12等級の後遺障害が認定されませんでした。

弁護士は異議申し立てまで行い、被害者のために最後まで全力を尽くしましたが残念な結果に終わりました。

Aさんは、弁護士がすべての手段を尽くしたので、結果を納得して受け入れることができました

弁護士 坪田 園子

高の原法律事務所

所長 坪田 園子

代表弁護士である坪田園子は、「顔の見える関係」を何より大切にしております。依頼者とは、必ず直接お会いして、お話をじっくりとお伺いしたうえで事件をお受けしております。奈良の高の原という奈良の郊外で、地域密着の依頼者対応をモットーとしております。最初は不安な顔で相談に来られた方も、無事に解決した後は、笑顔になって帰られます。一人でも多くの方の笑顔が見られるように精進致します。ぜひお気軽にご相談をくださいね。

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