解決事例
商業施設の駐車場の通路をバイクで通行中、横から出てきた車に接触され腰椎捻挫などの負傷をした事例
1.事故状況
Aさんが商業施設の駐車場内のメイン通路をバイクで通行中、右側の通路から一旦停止をせずに右折してきた車に接触されました。Aさんはバイクと一緒に転倒し、腰椎捻挫、右前腕擦過創、右下肢擦過創、右肩関節打撲傷、右大腿打撲傷の負傷をしました。
2.相談のきっかけ
事故から2週間後に、Aさんは今後の加害者側保険会社との示談交渉について、知人の紹介で当事務所に相談に来られました。
Aさんは、傷害に対する損害賠償や過失割合について相談され、自動車保険の弁護士特約を使ってこの件の解決を弁護士に委任されました。
3.弁護士の活動
弁護士は直ちに加害者側保険会社に対し、事故証明書、事故状況図面、双方の車の修理費明細などの事故関係資料を請求しました。
Aさんは病院で暫く治療して、その後は整骨院で施療等を続けましたが、事故後4ヶ月で施療が終了しました。
4.弁護士関与の成果
施療の終了を受けて、弁護士は加害者側保険会社に損害賠償請求を行いました。過失割合については、当初加害者側保険会社は70:30を主張していましたが、弁護士は加害者側が狭い通路から出てきていることから過失度合いが強いとして80:20を主張して受け入れさせました。
損害賠償金額の内訳
治療費、交通費等 | 60万円 |
通院慰謝料 | 93万円 |
合計 | 153万円 |
過失相殺(20%) | -31万円 |
122万円 |
5.弁護士の所感
Aさんの外傷は比較的早期に治癒しましたが、頚椎捻挫による首・肩・腰の痛みが強く、整骨院での施療が必要となりました。加害者側保険会社は整骨院での施療を拒否することが多いのですが、今回は必要性を強く主張し、4ヶ月にわたる施療を認めさせました。
Aさんは治療や施療をきちんと受け、妥当な損害賠償金を受け取ることができて満足されていました。
高の原法律事務所
所長 坪田 園子
代表弁護士である坪田園子は、「顔の見える関係」を何より大切にしております。依頼者とは、必ず直接お会いして、お話をじっくりとお伺いしたうえで事件をお受けしております。奈良の高の原という奈良の郊外で、地域密着の依頼者対応をモットーとしております。最初は不安な顔で相談に来られた方も、無事に解決した後は、笑顔になって帰られます。一人でも多くの方の笑顔が見られるように精進致します。ぜひお気軽にご相談をくださいね。